喪女の結婚

あるいは幽霊を見ないこと

彼ピッピ爆誕そしてむなしい

彼ピッピが爆誕してしまった。

優しい同僚氏。

ありがとうございますこんなこんな底辺の洞穴の底にいる私を見つけてくださってありがとうございますという感謝の気持ちでいっぱいだ

でもむなしい

中学生みたいなデートをして、どっと疲れて帰ってしまう

満たされているのかどうか分からないけどすごくむなしい

虚しさを楽しんでいる節すらある

生き霊男は悲しいくらいそっけなくて、それが一因であるのは分かっているけれども、ここに至ってまだ生き霊男かよ?もう大人になれよ、もう大人になれよ

という声が聞こえるけれども私は一人で生きていけないのに、生き霊男がいない世界で生きていくなら一人しか選択肢がないじゃないか。

愛想笑い、社交辞令、もういっそ近づかないでくださった方が良いのでは?

私はとてもむなしいんだよ

とてもむなしい

とてもむなしい

 

理想を書くだけならタダ

 

だから喪女なんだって、っていう声が自分の中から聞こえるけど

頑張って消す

 

セールで狙っていたスーツとかパンツとか

数日見ない間にことごとく売り切れていてすごく後悔している

縁がなかったんだって思って、切り替えたいけれども

決断力の無さにすごく引きずってしまう

だから喪女なんだ、だから喪女なんだ

そうじゃねーだろ

 

理想を書こうと思ったけど書く気力を失ってしまった

 

 

なんかもう生きるのどーでもいい(あるいは喪女の自己改革)

なんかもう生きるのどーでもいいみたいな気持ちになるじゃないか

なんかずっとテンション下がっていて、わーこれは通り雨みたいなもので

じっとしていれば過ぎ去るから落ち着いて待っていようとおもうけど

どうにもどうもそうもいかなくてこう言うことを繰り返している間に人生がものすごい

速さで過ぎ去って私が死んで行くのを感じる

結婚できるのかな

して幸せになるのかな

したいのかな

つれー

マジつれー

と思ったので、とりあえずカフェイン断ちをしようと思いました

ハーブティーを買ってこようね

 

目的の王国にて

今年はもう生き霊男に会えない

生き霊男が降ってくる三千大千世界の雪になって降ってくる

みたいなことを考えながら過ごしていると気が狂いそうになってくる

占い屋さんへ行こうかなと思って、そんな、占いとか信じて金を使うからダメなんじゃないんですかって思うけど、と言うのは、自分の選択や意思を自分でないものに委ねてしまうのって無責任ではないかと思う。自分じゃないものに決めてもらえないと決めてもらうことができないなんて。だからモジョなんだよって、モジョであることの理由をことあるごとに確認しようとする。大いなる自虐。意味はないよ。そんなことをしたって意味はないんだよ。

 

生き霊男は、生き霊男と私が一緒に仕事している時のパフォーマンスはいいけど、私が一人ですると途端にダメになるので、「頼ってるよね」って言われたことがあって、本当にその通りだと思ったけど、その後続けて「でも今は頼っていいよ」って言われて、それが本当に何だか泣けるほど嬉しかったことを思い出した。依存的なのはわかっているけれども、自分を丸投げにできるほど依存したいと言う欲望を生き霊男は満たしてくださるのではないか。それゆえに私は生き霊男を愛するのではないか。生き霊男は単なる手段なのではないか。私を受け入れて欲しいと言う手段なのではないか。他者を手段としてのみ使ってはならんと偉い人が言っていたけど、それってどうやって判別するの?

 

 

自慰と物語と自慰

 恋人であるということは、一つの物語の共有であるということを小耳に挟み、

なるほどと思った。

私はあなたに会うために生まれてきた、という物語を互いに共有できることであるとのことで、あ、生き霊男に対しては完全に一方的な物語の押し付けだなあと思わざるを得ない。

完全に私の自慰である。それ故にみじめなのだ。

月の半分くらい、容赦ない死にたみに襲われている。

優しい同僚氏に全てを委ねてしまいたい欲求と、そうするともう生き霊男の顕現を味わうことはできなくなってしまうので、とても辛い。

所詮、誰にも認められない物語なのだった。

それでも書き続ける覚悟が、あるのだろうか。

喪女はどうしたらまともな容姿になれるのか①VIOを剃る

なんでまともな容姿になれるのかの第一弾がいきなりVIO脱毛なのかが自分でも意味がわからないが、VIOを剃った。美容皮膚科にて。喪女のくせに、一番人目に晒されるわけではないだろうところを剃り始めるあたりが、ひどいですね。

足と脇と腕をものすごくスローペースで受けているが、毎回医療レーザーが大変痛くもう二度と行かないと思う。そして、いつも長袖長ズボンかタイツなので、肌を晒す機会が皆無だった。

それなのに、脱毛をしに行ってしまった。

毛が蒸れて痒くて大変だったので、いっそなければいいんじゃないか?と思ったから。

毛を抜く癖があって、風呂とかでガンガン抜いてしまう悪癖がいっそ毛がなければなくなるんじゃないか?と思ったから。

勢いで予約を取ってから、二日前に自分で剃らないといけないという現実に気づき、剃ったが(剃るのも大変だった)、なんともスフィンクス(猫)みたいな奇妙な感じになってしまった。グロい。

秘部がスフィンクス…という衝撃を受けながら、下着との間のクッションのなさに落ち着かなさを感じつつ、一日を過ごした。慣れていないからかあまり快適ではない。

そして一日経って、もう生えてきていることに衝撃を覚えた。お前の陰毛は豆苗なのではないだろうか。豆苗隠毛をもう一度剃り、当日を迎えた。

どちらが前後なのか分からない紙パンツをはき、その時を待った。

DA PUMPのUSAが「V・I・O!」って言いながら頭の中をずっとぐるぐる回っていた。これ、脱毛サロンのCMにしたらいいんじゃないかと思っていた。施術中もずっと替え歌が頭を巡ってパラッパラッパラッパッパパッパってなりながら私を勇気付けていた。

痛かった。ワンショットのたびに、針で刺されるような痛みが走り、ぎええっていう苦悶の声を出していた。我慢できない痛みではないけれども、何回も何回も繰り返され、いつまで続くのか分からず、拷問を受ける人の気持ちがちょっとだけ分かった。秘密を吐けって言われてこれをやられたら私だったら吐くと思う。意識を手放したいと思った。事実、少し意識が遠のきそうになって、やったー頑張れ意識を手放せって思ったところで痛みで急に現実に返ってきた。もう無理、ってなったところでVが終了した。

羞恥心は痛みで消え去っていた。もう自分でもろくに見たことがないようなところを人目にさらすなんてどうでもよくなったし、相手も慣れてるだろって思うとどうでもよくなった。とにかく痛みで全部吹っ飛んだ。

そしてIラインは、なんか結構際に突っ込まれて照射するのでこれまた大変痛かった。しかし、範囲が狭いので、苦悶の時間が短いのでましだった。終わった?終わった?ってなった。

最後のoラインは、痛みのあまり臀部に力を入れすぎていて、力を抜いてくださいねって言われて難しかった。尻穴に突っ込むかの勢いで器具を入れてショットをかますので、大腸菌大丈夫かなって思ってしまった。ここで屁をこいてしまったらどうしようかと心配になった。

終わったら、何かに勝った気持ちになった。何にも勝っていないけれども。

そのあと服屋で散々悩んで2時間くらい滞在した挙句服を買えました。多分服とかメイクとか、そっち方面の研究を進めたほうがいいのではないだろうかと心から思った。

 

 

祈れ!みやすんどころ!

生き霊男はこの世の愛そのものであると感じる。

生き霊男に会ってしまった。お話ししてしまった。お土産を渡したら

美味しいって言ってくれた。単純にそういう、隣人としての隣人愛に

人間そのものの優しさに飢えている喪女は、ものすごくものすごく天上から

降り注ぐように染み入ってそれだけで泣きそう愛していると思う。

愛しているって使ってしまって、その翌日に優しい同僚氏と出かけて何事も

なかったように過ごすのってものすごくダメな人だなって思うけど、

生き霊男が好きっていうのが、脳の報酬系で麻薬みたいに回路が繋がってしまっていて、一度繋がってしまうとどんどん求めてしまうのだ。

だから、我々ができることは、生き霊男が生き霊にさいなまれぬよう、

愛が愛であるよう、生き霊男を愛するように他者を愛することができるよう、

それが巡り巡って生き霊男へ届くよう、祈ることだけなのだ

そしてその祈っている時間が私は一番好きなのだった