喪女の結婚

あるいは幽霊を見ないこと

溺れるバター

顔面の筋肉を制御できないタチで、いつもにやにやしていて気持ち悪い。自分の顔を削り取りたい。

お菓子番組を見ていると、お菓子が作りたくなった。でも、あまり作ったことがなくって下手なのだ。バターが目一杯詰まったマカロンが食べたいなあ。ふわっふわのマカロン。というかバタークリームが食べたい。

水曜日の猫さんを木曜日に飲む。とうとうお酒がなくなって料理酒に手をつけてしまった。それよりかはまだ缶の酒を買ってくる方がマシだと思う。

生き霊男のことを考える時間が、数年前より減っていることに気がついて嬉しい。毎日生き霊男のことで常に頭がいっぱいだった。中学生でももっと他のことを考えている。頭がいっぱいになるのが嫌だった。全てがおろそかになる。生き霊男だけで世界は回っていない。生き霊男に捧げる幻のバレンタインケーキを作りたい。

喪女でよかったなあと思うのは、モテないから男に溺れないのだ。いや、詭弁だ。モテなくても男に溺れることはできるのだよ。なんで私はこんなんなんだ?そして生きるのが大層困難だ。