喪女の結婚

あるいは幽霊を見ないこと

寒いと心が死ぬから私はゾンビマンで

寒いと心が死ぬ。死んでいるから何をしてもいいわけじゃないけど、言い訳ばかりで辛い。寒暖差のせいか蕁麻疹が全身に出て辛い。がむしゃらに皮膚を引っ掛けば、パレットナイフで引いたかのように、赤い線が皮膚に浮かんで面白い。血の玉がぷくっと浮かんで面白い。掻くことの快楽と脳の報酬系に云々らしいけど、本当に泣くほど意志が弱い。情けない。暖房をつける自分が嫌になる。暖房ガンガンで、ストーブまでつけて。

ジャージにまで着替えたのに、ジムに行けなかった。本当に面倒くさくなってしまって。行けない自分に安心している。意思の弱い自分に安心している、安心しているにすぎないのだ。ああ。

ご飯があるのに野菜たっぷりの味噌汁があるのに嫌いじゃないけど食べる気がしなくて放置して結局インスタントのカレーにほうれん草のおひたしをつけて食べている。あああ何をしているんだろう。それなのにアイスが食べたい。アイスが食べたい。アイスが食べたくなるのは鉄分が不足しているからだって、知っている。知っていても、アイスが食べたいのだ、買いに行く元気もないので、消費期限切れの豆腐にそれっぽくなるものをぶち込んでみる。蜂蜜、きな粉、シナモン、薔薇のジャム、香りが喧嘩して(そりゃそうだ)最悪の味。でも食感が良い、冷たさと食感、それだけでいい。市販のアイスは総じて甘すぎる。べたついた甘みはいらんのじゃ・・・・・・。と酔っ払って説教し出す系のセクハラおじさんみたいに、アイス全般への怒りを思う。80キロカロリーアイスが美味しかったのだけれど、最近スーパーで見かけない。そうなるとハーゲンダッツモナ王かMOWか牧場しぼりかパピコになる。ハーゲンダッツは高いし、なんだかんだ甘いので、とびきり救われたい時に涙をこらえて買う。昔セブンイレブンプレミアムのワッフルコーン抹茶というアイスが本当に美味しくって毎日食べていたけれども、(それはリニューアルして好みの美味しさではなくなってしまった)それに次いでハーゲンダッツの抹茶は好みのうまさ。セブンプレミアムに一番近いのは辻利の棒アイスの抹茶。彼は良かった。ただ私は棒アイスがあまり好きではない(すみません)。ハーゲンダッツでいうと、バニラが食べたくなる時もあるし、いちご味が食べたくなる時もある。ラムレーズンくらいさっぱり感と甘みがすごく好き。モナ王は(田舎すぎて)スーパーにあまり置いていないけれども、最中っぽい気持ちの時につい買ってしまう。牧場しぼりは量が少なくて良い。カップ1個食べないと食べた気持ちにならないから、(カップの量は小さくていい)牧場しぼりは丁度いいサイズ。MOWはコスパが最強。昔アフォガードにはまっていた頃やウィスキーや日本酒をかけていた頃によく食べていました。パピコはスムージー系の味が好き。最近とんと見なくなったけれども、ジェラートマイスターもすごくすごく美味しい。アイス食べたいよアイス。アイス食べたいよアイス。思い出せない曲を必死に調べていたら丑三つ時。本当に私はどうかしている。