喪女の結婚

あるいは幽霊を見ないこと

寂しい、とても寂しい

寂しい。こういう時この感情にどう対処すれば良いのかわからない。

寂しい。捧げるべき魂が行き場をなくして震えている。

どんどん行き場がなくなっていくのに、反比例して年々ましていく寂しさにどう対処すればいいのでしょうか。

あなたは遍在している。あまねく場所に、あまねくアトモスフィア、原子、そこにいるのに、いつも掴めない。思い切りあなたを感じたい。一度でいい。とりあえず一度でいいので。

身分不相応のブランド服が欲しいバカ女です。ブランド服が手に入らないのであれば裸で過ごしても構わないのです。老いが増すに連れはだえを吹き抜ける風が辛くなってきますが、その頃には適当な服もありません。裸のまま死んでいくのです。

でも奇跡を信じている。どこかで諦めながらも奇跡を信じているので、あなたが手に入らないことそれ自体が快楽です。あなたに相応しくないのに、あなたを欲しいと思うことが辛いです。適当な代替物を見つけても、私はバカなのでバカです。

身体中が惨めさと寂しさで満たされていて、それだけが私が手にはいるあなたへの縁であります。早くあなたの元へ帰りたい。早く安寧の中で眠りたい。おおん、悲しくておおん。

ポエマーかよ。多分明日の朝には恥ずかしくなっているね…。

悲しみには生クリームが効くので、ババロアを作りたかったのですが、ゼラチンがありませんでした。