喪女の結婚

あるいは幽霊を見ないこと

私は毎日殺されている

死にたい朝
両親は私に殺されていないことを感謝するべきだと思う

母は発狂している
暴言がひどくなる
ある種の暴言は人間の尊厳を著しく傷つけるものであり、
人を殺すものであると彼女は知らない
人を殺すにゃナイフはいらぬ…と昔祖母がよく言っていた
ナイフでなく、殺されているのに
何度殺されても、私は見て見ぬ振りだ
私はとても傷ついている。とても傷ついているのよ

叔母は、どちらかが勝とうとするからいけないのよ、と言ったらしいが
勝ち負けではなくて、生死だと思う
殺されかけた状況下で、あえて殺されてあげるなんておかしいよって声をあげることは
おかしいのでしょうか

本当に私は何度も殺されている
殺されているのに、まだ肉体的には生きている
肉体的にはなんら損傷がない
多分脳にはダメージがあると思うけど

父は修行だという
お前は勝手に修行しとけ
お前の修行に私を付き合わせるな
皆死ねと思う

正月から発狂して大喧嘩になった
でも私が頭おかしいことになっている
なんなんだろう
私は頭がおかしいのかな
それならそれでいいけど

お前にはばーさん(姑)が取り憑いていると言われ
もう無理ーってなってきた
もう死にたい
もう死にたいけど生きなきゃいけない
出て行く金がない
下手すりゃ手取り一桁だけど
この田舎だといい方の職という事になっている
一方で母を自分の人生を生きない理由にしている気がする
久しぶりにこう言うことが起こって、この無力感は久々だけど昔よく味わっていた感覚だった。
母とか関係なく、君は何がしたいんだ?
もし家に何の問題もなければ、君は何がしたいんだ?
自分に問いかけるけど、何も返ってこない。
母にかかずらうことを隠れ蓑にしていないか、あなた。

もう会社辞めたい
家を出たい
誰も知り合いがいないところへ行きたい
でも今より上手く行かなくて
色々やめると反動で燃え尽きてすごく無気力になりそうな気しかしなくて
そのような状態でまともに過ごせるわけもなく
お金が尽きたら結局帰る場所はクソみたいな家しかなくて
出戻ってきたらさらにしんどくなることが分かっていて
そうすればもう抜け出せなくなることが怖い
金は力なのだ
働き続けなければ
生き続けなければならない

一度出て行くと、もう帰ってこれないので、うまく行くか分からないので出ていけないのだ