喪女の結婚

あるいは幽霊を見ないこと

夜明けまで生き延びる

生き延びることは生きることとは根本的に違うと思うけど

ただ生き延びているだけの自分が憂鬱になる

このまま進んでも状況はますます悪くなるばかりで

生きている意味とかないとは思うけど、恵まれた環境で何を言わんやと言われるかも

しれないけど

生きているのが辛いのであった

 

夜明けまで生き延びる

そうしたら次の夜明けまで

そうしたら

 

救援の来ない籠城戦を強いられているようだ

でなければいずれ死ぬ

でても死ぬ

死なないかもしれないけど

決断ができない

 

自分の死にたいと言うのは

水たまりをバシャバシャふんづけて

溺れちまうと行っている幼児のようなもので

死にたいは構ってちゃん精神丸出しの

言葉遊びに過ぎないと思っていたが

だから大丈夫だと思っていたが

 

最近にわかにこの水たまりは本当は

プールくらいあるんじゃないかと意識してしまって

気づいたら途端に溺れそうな自分がいて

 

生きるのが辛いけど

多分明日も生き延びる

そのうち死ぬ

と言うだけで