喪女の結婚

あるいは幽霊を見ないこと

うそうそした嘘のお祈り

 星座占いで、積極的に行動が吉と出ているので、飲み会へ行った。後輩が中心の集まりだ。後輩グループの中で結婚した人がいるので、(といってもお祝いを渡せるほど仲が良いわけでもないので)デパートで、彼女の好きなキャラのお砂糖と紅茶のセットというすごくささやかなお祝いを持っていったが、結局主賓は体調不良で欠席して会えずだった。悲しいまま、デパートの包み紙に包まれた贈り物を持って帰る。金色のリボンがまた悲しくなってくる。食品ギフトのコーナーのおばちゃんが丁寧に結んでくれたものだ。ギフトコーナーで、これが良いなって思ったものも、実物はありませんってすげなく断られたのに、食品ギフトのところに普通に置いてあってイラっとしながら悩みながら選んだのにな。誰が悪いってわけでもないけれども。

なんか気が置けない集まりだけど、男を意識しすぎてすごくしんどくなってしまった。二次会へ行かずに帰りました。

メンバーの中に、昔好きだった人がいたけど、今は全然好きじゃない人がいました。そういう感じで、時は過ぎ去って気持ちも過ぎ去ると良いな。といっても、このパターンは、こういう種類の人はこの人しかいないって思い定めすぎたが故の執着だから、本当に好きになったわけじゃなかったんだなってよく似た上位互換的な(失礼だが)人に出会ってから思った。だから生き霊男の上位互換も現れるのでしょう。

その前は、朝から歩き詰めで何も食べてなくて疲れた、これも自業自得だが。何かすごく良いアイディアを思いついたのに、忘れてしまった。

寂しさが怒涛のように押し寄せて、早く帰りたいと思った。帰ったところで何もないけれど、実際何もなかったけれども。

ディセンダント2の録画していた続きを見て、なんというか、頭空っぽで見れるあたりが良いなと思いました。結ばれるべき人がきちんと報われて結ばれるシンプルなラブストーリーが。それだけの内容じゃないんだけど、なんか、空っぽの心には響きました。ヒロインのベンジャミンさんがここまで純朴だと周りがどうにかしてあげなくちゃって思うから逆にすごいよね、卑怯だよね、と思いました。マル役の、フッとか、ウフッとか、ハッとかいうのがとってもチャーミングでした。イヴィ役は、ヒスパニック系?っぽい感じで、カルロス役もジェイ役もアフリカ系とかアジア系とかの雰囲気があって、そういう配役の配慮なんだろうか…とそれが気になってしまった。もちろん、歌とかダンスとかもうまいけど。ジェイでいうと、フォーマルな時の謎団子ヘアーが誰?ってなったけど素敵でした。チャラ男大好き。ジェイの筋肉を消滅させてぱっちりさせて細くエレガントにした感じの上司がいますが、さらに頭もいいし優しいし気遣いがすごいしかといって壁を感じさせないしの本当にパーフェクトなので憎い。ああいう手合いはどうして生まれてくるんだろう。

67キロだった。ジムに行けていない。その前にやるべきことがある。話がうまくできない。何もかも嫌になる。思い出せないことはなんだったんだろう。