喪女の結婚

あるいは幽霊を見ないこと

劣等感との対峙

自分でないものになろうとすると苦しいんだなってわかっている。

喪女だけど、家事できるようになろうって思って今週、料理教室の体験講座に申し込んだ。

ほぼほぼ初対面のメンバーだったけど、若い女性がいて、白くて綺麗で可愛くて今時な感じで、でも話をちゃんとみんなにふったり名前を覚えていたりして、すごいなって思っていた。で、他の誰かが、若いでしょ?って白美女子に聞いたら、白美女子は26歳ですってなって、あ、私と1歳しか違わないのに、老けてるなって泣きそうになった。で、実は皮膚科医で、だから肌綺麗なんだねーってみんなが言うと、何にもしてないんですよ、って彼女は答えて、慢性肌荒れ(自分の生活習慣が悪いのはわかっているけど)の私はもうそこで劣等感に押しつぶされそうになった。本当に、百人が百人でもいい子だって思うだろうなって思うと、もし私の好きな人、例えば生き霊男とか他に好きになれた人がいたとしても、彼女のことを好きになっちゃうんだろうなって思うと、泣きたくなった。私は選ばれないって言う言葉が頭をぐるぐるしている。私は選ばれない。身の程をわきまえなさい。そもそも彼女と自分を比べるって、どんだけ自分を高く置いてんのや。彼女だって医者になるのにどんだけ頑張ったんかわかっているのか、彼女の苦労を知っているのか、比べるのは傲慢すぎるってわかっているけど、気持ちが止まらない、惨めさが止まらない。

お料理は美味しかったです。